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コーポラティブハウスの特徴その2:透明性+主体性

2009年9月3日 木曜日

ゼロワンオフィス、設計の濱口です。

コーポラティブハウスの特徴として「透明性+主体性」を挙げています。
事業を進める様々なフェーズで表れてくる特徴なのですが、1つ目の「自由設計」と比べると抽象的なキーワードのため、いくつかの項目に分けて説明していきます。

■コストの公開

事業にかかる経費を公開します。一般の分譲マンションで販売価格に上乗せされている間接費(事業主利益等)を負担することなく、本当に必要な建物事態のスペックにコストを投入する計画です。説明会用パンフレットにも、事業計画として考えている大枠の割り振りを概算金額にて示しています。

■見える建設工事

工事が始まると設計監理者は、現場をチェックし、また定例で施工者との打合せに参加するため、現場に頻繁に足を運ぶことになります。また工程に合せて、生コンクリートの試験など、各種試験や検査にも立ち会います。これは通常のマンションでも一般的に行われているはずの仕事ですが、あまりオープンにはなっていないのが現状です。今回のプロジェクトでは、参加者専用のブログを開設し、その中で工事の進捗状況を中心に、試験結果なども公開していきます。genbakengaku
また、参加者による現場見学についても、工事上どうしても立ち入りが不可、または危険な場合を除いて、対応可能です。例えば地下の土砂を完全に掘りきった状態(「根伐り底」と言います。)は、見た目にも非常に迫力があり、また建物を支える地盤面をこの目で確かめられる最初で最後のチャンスでもあるため、工事の状況をみながら、見学希望者を募ることもあります。

■参加する事業プロセス

参加者の皆さんが事業主体であり、各種契約は建設組合が直接に行います。総会についても、コーディネーターが中心になり、議題を挙げ、たたき台や過去事例から考えられるオススメなどを提案・提示しますが、自ら話し合いや投票等に参加いただくことで最終的には決定していきます。
その中の1つに「建物名称」の決定があります。他事案に比べて、話し合いで簡単に意見がまとまるような内容ではないからか、毎回、やけに議論が白熱します。結果的に少数意見で自分の第一候補ではない案に決定する場合もあるのですが、その後にお話を聞くと、あの時話し合った分だけ愛着が沸くといったご意見も伺います。

■顔が見える仕事

ゼロワンオフィスは設計を担当しますが、実は我々と一緒になって設計を進める、構造設計者、設備設計者、電気設計者がそれぞれに存在し、信頼できるパートナーとして、ご紹介できる機会を毎回設けています。また施工会社についても実際に工事を担当する監督さんなど、工事開始直前、地鎮祭の時などに皆さんに紹介しています。これはプロフェッショナルとして責任をもった仕事をしてもらうためにも重要視していることですが、逆に各設計者、施工者の方々にとっても、参加者の顔が見える仕事には、やりがいや満足感を持ってもらえます。
例えば販売担当の営業マンとしか会わなかったといった状況とは、正反対、タウン・クリエイションとゼロワンオフィスの担当者だけでなく、このプロジェクトに関わる人たちの顔ができるだけ見えるように心がけています。