
1:コーポラティブハウスのいま
司会
はじめに、昨年のリーマンショック以降、不動産不況などと言われていますが、コーポラティブハウスもその影響があるのでしょうか?
石川
景気全般が低迷していますので、消費全般の落ち込みに住宅も無縁ではありません。一時的には不動産への事業融資が出にくい状況となっていますが、組合員が融資を受けて土地の購入、建物の建設などを進めるコーポラティブハウスでは、ほとんど影響はないです。むしろ以前に比べ、不動産デベロッパーが土地を買えなくなってきた分、土地価格は下がってきているので検討出来る土地が増えてきています。また、値下げ等によらず、元々中間経費を省けるコーポラは景気に関わらず一定のファンがいます。
伊藤
設計者側から見ても、昨年は原油や鉄の価格、現場の職人不足など、工事費も高くなっていましたが、近頃はどちらも比較的落ち着いてきています。また今年に入ってからは、ゼロワンオフィスの新規のメンバー登録がかなり増えてきているので、コーポラティブハウスに対する期待度も高まっているようです。
石川
確かにそうですね。タウン・クリエイションも新規メンバーの登録数が以前よりも伸びてきています。時節柄、割安な物件を求める、と分析する人もいますが、景気が落ち込んでいる時だからこそ、改めて自分が住む家のことを考えて、自分に合った家をつくろうという方が増えているような印象も受けています。

